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- イブラヒモビッチ〜再び欧州サッカーに舞い戻った男はミランになにをもたらすのか〜
photo:Oh My Goal – News
かつてオランダの名門アヤックスでその才能を見出したイブラヒモビッチ選手。その後多くのビッククラブでプレーし、数々のタイトル獲得に貢献してきました。
2018-2019シーズンには、38歳という年齢となり欧州サッカーから離れ、プレーする姿を見られなくなると思っていましたが、今シーズンイタリアのACミランへ復帰。ミランに戻ってくるのはおよそ10年ぶりとなりました。
11日にはさっそく復帰後初ゴールを記録。2-0の勝利に大きく貢献しました。
38歳という年齢ながら全く衰えていなく、むしろこれまでの経験もプラスされ、より驚異になっているように感じます。
そこで今回は、イブラヒモビッチ選手のこれまでのサッカー人生についてや、プレースタイルについてご紹介していきます。
イブラヒモビッチのこれまでのサッカー人生
イブラヒモビッチ選手は、1981年10月3日生まれの現在38歳。6歳の頃からサッカー人生をスタートさせると、この頃からすでに得点能力に長けていました。6点取られ負けていた試合で途中出場すると、9得点を上げ逆転勝利に導いたという伝説があるそうです。
1995年にマルメFFと契約。マルメFFでは2部降格という厳しい試練を乗り越え、1部昇格へ大きく貢献しました。
アヤックス時代
2001年にオランダの名門アヤックスへ移籍。アヤックスでは10代ながらレギュラーの座を獲得し、チームの主力としてエールディビジ優勝などに大きく貢献しました。
ユヴェントス時代
2004年にイタリアへ渡り、ユヴェントスに移籍。かつてのユヴェントスには、デル・ピエロ選手やトレゼゲ選手といったトップクラスのFWがいました。しかしデビュー戦でゴールを決めると、デル・ピエロ選手などの怪我もあり、チームの主力としてプレー。セリエA優勝に貢献しました。
インテル時代
2006-07シーズンには、ユヴェントスの審判操作疑惑などの問題もあり、最大のライバルチームであったインテルへ移籍。リーグ17ゴールを記録すると、スクデットに貢献しました。しかしチャンピオンズリーグではなかなか結果が出ず、チームもベスト16で敗退してしまいます。
バルセロナ時代
2009年にサミュエル・エトー選手とのトレードでバルセロナへ移籍。当時はバルセロナ特有の戦術についていけるのか疑問視されていましたが、すぐさまチームに馴染みます。開幕戦から5試合連続ゴールを記録するなど、クラブ記録を打ち立てました。しかしシーズン後半になると、怪我をしてしまい一気にコンディションが低下。長い間不調が続き、ベンチスタートになることが多くなりました。
ミラン時代
2010年ミランへレンタル移籍。1年でセリエAに戻ることになります。ミランではすぐに活躍をみせると、ミランにスクデットをもたらしました。その後もチームを牽引し、チャンピオンズリーグではバルセロナにベスト8で負けてしまいますが、自身はリーグ戦で28得点を記録します。
パリ・サンジェルマン時代
2012年フランスのパリ・サンジェルマンへ移籍。フランスではゴールを量産します。リーグ・アン得点王に輝き、最優秀選手賞も受賞するなど大きな活躍をみせました。チームを牽引しリーグ優勝に大きく貢献。
マンチェスター・ユナイテッド時代
2016年イングランドに渡り、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍。プレミアリーグで15ゴールを記録し、35歳という年齢でリーグ最年長記録を更新しました。
LAギャラクシー時代
2018年アメリカのLAギャラクシーへ移籍。デビュー戦で35メートルと離れた距離からゴールを決め、実力はまだまだ衰えていないことを証明しました。ハットトリックなども達成し、年間ベストイレブンに選出。2019年シーズンには26得点を記録し、チーム最多得点記録を塗り替えました。
ミランへ復帰
1度は欧州サッカーから離れましたが、2019年12月27日にミランへ復帰することが決定。1月11日のカリアリ戦ではさっそくゴールを決め、チームの勝利に貢献しました。
イブラヒモビッチのプレースタイル
ストライカーとして抜き出た得点能力
イブラヒモビッチ選手はどの位置からでも、ゴールが狙えるほどシュートレンジがとても広い選手です。さらに両足を巧みに扱え、力強いシュートからコントロールシュートまで、バリエーションが豊富。さらにはテコンドーをやっていた経験もあり、アクロバットなシュートも得意です。相手DFからしたらどこからでもゴールを決められる怖さがある選手なため、相当嫌な選手でしょう。高さもありヘディングも強く、1対応1では止めようがないFWです。
フィジカルの強さとテクニックを生かしたポストプレー
ただのストライカーで終わらないのがイブラヒモビッチ選手。その体格を生かした力強さと、足元のテクニックを生かしたポストプレーで味方に決定的なチャンスも作り出します。1トップをやることが多いですが、頻繁に1.5列目に下がってボールを受け、そこから展開したりチャンスメイクするプレーも驚異です。タイプは全く違いますが、メッシ選手と同様にどこにいても相手に恐怖を与え続ける特別な選手ではないでしょうか。
高いリーダーシップ
イブラヒモビッチ選手は、キャプテンを任せられる時期もあるなど、高いリーダーシップも持ち合わせています。プレーでチームを鼓舞し、牽引する姿は見習うべきところです。個人の力が飛び抜けていますが、決して1人でプレーするわけではなく、チームのために戦える選手。まさにサッカー界の生きる伝説ではないでしょうか。
ミランをどう牽引していくのか
イブラヒモビッチ選手の技術は全く衰えていなく、体力面でもまだ欧州サッカーに通用すると復帰2試合で感じました。
38歳で再び戻ってきた生きる伝説は、ミランになにをもたらしてくれるのでしょうか。今シーズンのミラン・イブラヒモビッチ選手に注目です。
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